印の家具建築金物・産業機器用 機構部品メーカー|テクノフィールド系製品
英語で「衛生的、清潔」を意味する「ハイジェニック」。
スガツネのハイジェニック製品は、食品工場、医療現場をはじめ、
衛生管理が求められるさまざまな環境で活躍します。
食中毒の発生やアレルギー物質の混入は、業務停止や賠償請求につながり、なによりも大切な消費者の信頼を失うことになります。衛生菅理を徹底し製造工程を常に清潔に保つには、洗浄しやすい機械が必要です。凹凸やすき間のないハイジェニックシリーズの部品で、微生物の温床となる汚れがつかない・溜まらない機械にできます。部品から食品機械を衛生的な設計にすることで、さらに高いレベルでの食中毒や混入のリスク低減につながります。
ハイジェニックシリーズの部品による食品機械の「洗浄しやすさ」は、洗浄水、洗剤、電力、排水処理など、さまざまなランニングコスト削減の一助になりえます。長期にわたって稼働するラインや機械ほど重要になってくるトータルコスト。ハイジェニックシリーズの部品が、コスト削減への小さな積み重ねをお手伝いします。
衛生管理の徹底は、オペレーションを複雑にし、生産効率の低下や現場の負担につながります。ハイジェニックシリーズは、汚れが落ちやすいよう、ゆるやかなカーブや傾斜をつけ、平滑度の高い表面処理を用いた部品です。洗浄時間を短縮し、稼働時間の延長や人員配置の最適化に貢献します。衛生管理の徹底に加え、生産量アップと省人化にもつながります。
ハイジェニックアジャスターは、汚れが付きやすく溜まりやすい凹みやすき間をなくしています。
食中毒の原因となる微生物の繁殖を防ぎ、食品機械を常に衛生的に保ちます。
紫外線ライト照射時のハイジェニックアジャスターHGA-EH型(左)と一般的なアジャスター(右)。緑色に光って見える部分が洗い残し。
一般的なアジャスターは、ねじの溝が露出しているため、稼動中に飛散した材料などが付着し、汚れとなって微生物の温床になることも。ハイジェニックアジャスターはチューブナットがねじの溝を覆っているため、汚れが付着しても洗浄で落ちやすくなっています。
金属同士が接触する部分には、必ず小さなすき間が生まれ、そこに汚れが溜まります。ハイジェニックアジャスターにはOリングがついており、金属同士のすき間を密閉します。
ハイジェニックアジャスターは、汚れや洗浄、洗浄水が落ちやすい仕上げと形状です。
念入りな洗浄が不要になり、洗浄時間、洗剤、洗浄水などの削減につながります。
予備洗浄からすすぎ洗浄まで、ハイジェニックアジャスターなら素早く完了することができます。
ツルツルした表面は、汚れが落ちやすく、洗浄後の水切れがよくなっています。ハイジェニックアジャスターは、特になめらかな電解研磨を施しています。
なだらかに傾斜した形状で、角には面取加工を施しています。そのため付着した汚れなどが残りにくくなっています。
スガツネ工業の「ハイジェニック製品」の中には、国際的な食品機械の規格であるEHEDG認証、3A認証、USDA認証を受けているものもあります。これらの認証を取得することがアメリカやヨーロッパでは求められてきています。
1989年にヨーロッパで制定された食品の加工を目的とする機械・装置の衛生設計に関する基準です。数年前よりEHEDGの日本支部が設立され、EHEDGガイドラインの本格的な普及も始まりつつあります。
米国の食品供給者団体や酪農食品協会などを中心に組織された非営利団体 3A Sanitary Standards が自主的に作成している機器・機械の衛生基準です。
アメリカ農務省のことです。
USDAには、食品機械に関する認証制度があります。
スガツネ工業には、USDAが定めるNSF/ANSI/3-A 14159-1-2014に準拠している製品もあります。
高いサニタリー性が求められる医薬品機械などの用途にも適しています。
ハイジェニックシリコーンマグネットキャッチMC-MSH型
樹脂パーツは、X線検査機や金属検出機で探知できません。目視検査の工程で発見しやすい青色を採用することで、万一の混入に備えています。