印の家具建築金物・産業機器用 機構部品メーカー|アーキテリア系製品
筐体内部のヒンジ周辺にケーブルや機器がたくさんあるため、ヒンジを取り付けられるスペースがとても限られている。
扉と筐体のすき間から異物を入れられないよう防犯性を高めたい。
これまで築き上げたスライド丁番などの開閉軌跡設計のノウハウにより、取付スペースやヒンジの可動域の課題をクリアしながら、扉と筐体のすき間を限りなく0mmに近付けることに成功しました。
扉と筐体に施した防犯構造は特許も取得しています。
また、社内に工作設備が充実しているため、設計・試作・検証をスピーディーに行えたことで突然の短納期のご依頼にも対応でき、ご満足いただけました。
携帯電話の主力が二つ折れに移行しつつありサイズも小型化してきている。
液晶画面を一定の角度まで開けたときにカチッと止まるようにしたい。
また、現状のヒンジは筐体に直接組み込んで接着剤で固定するため接着剤が硬化するまで一晩放置する必要があるが、今回の機種では取付のしやすさも重視したい。耐久性の高さも重要。
弊社の独自技術モーション デザインテックの一つであるクリック機構により一定の角度まで開けたときに「カチッ」と止まる動きを実現しました。
さらにその感触もトルク違いのフィーリングサンプルを複数製作してお客様に選んでいただくことで、お客様が求める動きに限りなく近付けました。
「カチッ」と止まるだけでなく、どこでも液晶画面を止められるフリーストップ機構も持たせることで、使いやすさも向上しました。
またヒンジをユニット化することで接着剤なしでの取付を可能にし、高耐久についてはボールを使用した構造を開発しました。
さらに、ヒンジの表面に露出する部分にカバーキャップを取付できる構造にすることで、携帯電話機自体が新しくなってもカバーキャップのみ交換することで色が合わせられる一工夫を付加価値としてご提案しました。
手を離しても上蓋がゆっくり閉まるようにしたいけれど、取付スペースがとても狭くて平丁番型のダンパーヒンジでは対応できない。
省スペースなダンパーヒンジはないか?
軸部分のみにすることで小型化に成功しました。
さらにユニット化することで、ヒンジ単体で取り付けや取り外しができるように使い勝手も考慮して設計しました。